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2021/06/30 10:56
木材には、それぞれの色や杢目、比重、強度、加工製などで使用目的が変わったり、それにより価格(価値)が
異なったりしています。
その中でも特に価値が高い木材が世界3大銘木と呼ばれ、古くから区別されてきました。
その世界3大銘木の一つであるマホガニーについて、なぜ、価値が高いのかなどを知ることで、その木で作られた
住宅や家具などへの愛着がさらに増せば素敵ですよね😊
世界3大銘木について知るには、木材にこだわった家作りで有名な、住友林業さんの PREMIUM TREE の
サイトから様々なエピソードなど多くの情報が得られるので、お勧めしています。
私が本物の木にこだわり、銘木の価値を多くの人に伝えたいと思うようになったのも、住友林業グループの
会社に勤めていたからなのかも知れませんね。。
さて、今回のテーマである、マホガニーについて触れてみたいと思います。
マホガニーは、センダン科のマホガニー属で、主に中南米に生育しておりました。
最も価値が高いとされたキューバマホガニーは乱獲により、既に枯渇してしまい、その代替えとして使われた
ホンジュラスマホガニーもワシントン条約で輸出禁止となり、今ではマホガニーで作った家具や楽器を目に
することがかなり減ってきました。
ちなみに、ABO DESIGNでは、アフリカンマホガニー(センダン科のカヤ属)を使用し建具やキッチンなどを
提供しておりますが、アフリカンマホガニーも入手が困難となってきており、いつまで続けられるか心配な
状況です。
マホガニーの価値が高いとされた理由の一つには、その木目の美しさからヨーロッパを中心に家具や
寺院の飾りなどで使用されてきたからと言われています。
キラキラと輝きながら変化する、その美しい杢目にまつわるエピソードについて、 PREMIUM TREE の
サイトに記載されている文面をご紹介したいと思います。
ヨーロッパでは、テーブルセッティングにマナーがあり、英国ではダイニングテーブルにクロスを二重に掛けて
セッティングすることが正式とされています。ただし、マホガニーで作られたテーブルだけは、クロスを掛けなく
ても失礼にあたらないと言われます。輝くような光沢を持つマホガニーは、杢目(もくめ)も美しく、太陽の光と
キャンドルや照明の明かりでは違った表情を見せます。そのため、クロスを掛けずにマホガニーの美しさでも
お客様をおもてなしするというわけです。
素敵なエピソードですね😌
なお、ABO DESIGNのショールームでは、アフリカンマホガニーの建具を使って、その木目の美しさと変化を
ご体験していただくことも出来ますので、是非、足をお運びください!
また、マホガニーは、木材の持つ比重により美しい音を奏でることから、多くの楽器に採用されてきました。
ここでも、 PREMIUM TREE の中で掲載されているエピソードをご紹介したいと思います。
東京で最初のコンサート専用ホールとして1986年に誕生したサントリーホール。そのコンセプトは“世界一美しい響き”です。
大ホールには世界最大級のパイプオルガンもあり、まさにクラシックの殿堂と呼ぶにふさわしい世界屈指の音楽ホールです。
「ブルーローズ」と呼ばれる小ホールは、寄木のチークのフロアとともに壁をマホガニーが彩り、クリスタルを使用した照明による
優雅な雰囲気の中で音楽を楽しむことができます。ロビーのホワイエにもマホガニーと大理石が使われ、上質な空間を演出し、
音楽に胸ときめかすひとときへと導きます。
こちらも素敵なエピソードです💖
もし、ご自宅の建具やキッチンなど、マホガニーの突板で製作した商品を選定したら、こんな素敵なエピソードを
思い浮かべながら、日々の暮らしの中で、美しい杢目をご堪能できるのではと思います😊
次回は、チークかウォールナットについてご紹介できればなと、考えております。